評価:B
【評】
「ビジネスとして、古書店を成り立たせる方法に焦点を絞って」書かれている。
興味あるが、けっこう厳しそうな世界ですな・・・。
どんなジャンルの本に対しても、そこから網の目のように広がる「一冊の本が内包する文化」に常にアンテナを立てて好奇心を持ち続けること――それが、古書店主としての必要不可欠な資質となるのだと思います。
売り値をいくらに付けるかではなく、実際にいくらで売れるかを考えるのです。
「本は高い方へ流れる」
われわれ古本屋は、物体としての本だけでなく、お客様の本に対する思いも一緒に買ってさしあげる姿勢をもちたいものです。
一冊の本に新たな価値を見いだして、次の世代に残すべき本をきちんと手渡す――ここに私が何十年も変わらずに持ち続けている古本屋の使命があります。
本の回転率、店舗面積、家賃、などを総合的に勘案した、古本屋経営の書である。
古書店、新古書店、新刊書店、出版社のこれまでといまも少しわかる。