著者:齋藤孝
評価:B
【評】
「質問力」は状況や文脈を常に把握する力が試されているといえる。
質問は思いつくものではなく、練り上げるものと思うのが上達の近道である。
ということで孝の「~力」シリーズ。
おなじみの離見の見はもちろん、
具体的-抽象的、本質的-非本質的などの質問座標軸の導入を薦めている。
相手の言葉を自分の言葉に組み込んで話す、
「具体的にいうとどういうことなんですか」と話を引き出す、などのテクニック、
そして、
河合-吉本、ダニエル-宇多田、その他多数の会話の中での質問ケーススタディは参考になる。