四十歳で五つの会社の社長になる―すべては「夢と志」から始まった [単行本]
著者：船井哲良
評価：C
「船井哲良記念講堂」「船井交流センター」の名を君は知っているか。
某国立大学の某キャンパスに通う者にその名知らざるなき船井大先生の著書。至るところでコンニチワしていることから、各研究室に配布された可能性が示唆される。
夢・志を持って、真剣に目の前の物事に取り組み、今いる場所で一番になること。
苦労を苦労と思わず、それを「自分の器を大きくするための試練だ」と考え、自分を磨き続けること。
「共同謀議」なき失敗は駄目だということ。
…そういったことを、著者の経験を交えながら書かれてあるが、いかんせん同じようなことの繰り返しが多く、耳にタコができる。却って反抗心をたぎらせてしまう読者もいるかも。現代っ子だもの。船井電機社是および大量の名言録付き。
～船井哲良の経営哲学十カ条～
一、大きな夢、志を持つ。
二、執念を持って行動する。
三、失敗を恐れず挑戦する。失敗を次に活かす。
四、情報を集め、共有化する。そして情報を活かす。
五、夢を実現したら、また次の夢を持つ。
六、絶えず自らに負荷をかける。
七、問題を表面化させ、知恵を出して改善する。
八、共存共栄。人との信用を大切にする。
九、とどまらずに走り出し、走りながら考える。
十、危機感を常に忘れない。
