【概要】
著者(監督):西川徹 岡野原大輔
日本ユニコーンの雄であるPFNの共同創業者が自社をプレゼンする。
Motivation-Driven
熱意を元に
Learn or Die死ぬ気で学べ
Proud, but Humble誇りを持って、しかし謙虚に
Boldly do what no one has done before誰もしたことがないことを大胆に為せ
という行動規範PFN Valuesをまず解説。その後は中心メンバー2名が交互に来し方行く末を語る。幼少期からコンピュータやソフトウェアにのめりこんだり、学生時代からプログラミングコンテストに参加したり起業したり、大学受験も修士論文も気合で何とかしたり、水樹奈々のライブに欠かさず行くなどのgeek的ポテンシャルの高さを感じさせる来歴。曰く、「面白そうだ」という熱狂の中で、思い切って始めてしまうことが大事らしい。
近年、問題解決へのアプローチ方法に関しては演繹法から帰納法へのパラダイムシフトが起こっており、ハード・ソフトの連携が今後はさらに重要になっていくとのこと。ニューラルネットワークとりわけ深層学習に期待を寄せている模様で、ファナック、JX、NTT、トヨタなどの共同研究成果も紹介する。深層学習のCAT/DOGランプのたとえは結構わかりやすいと思ったぞい。
組織論や資本政策についても章を割いている。公用語が日本語であることが吉と出るか凶と出るか。採用や人事評価にあたっては、その人が自身のやっていることを楽しんでいるかどうかを重要な指標としているみたい。なぜなら、そういう人は「ずっと学び続け、成長できる人」だから。
【詳細】
<目次>
- はじめに コンピュータの力で実世界の課題を解決する
- Chapter.1 【存在意義】プリファードネットワークス(PFN)とは何か
- Chapter.2 【理想】チームで成果を最大化する
- Chapter.3 【情熱】何よりも自由を確保する
- Chapter.4 【価値基準】常にラーニングゾーンに身を置くために
- Chapter.5 【技術革新】深層学習の面白さ
- Chapter.6 【組織開発】「何をやるか」と同じだけ重要な「誰とやるか」
- Chapter.7 【資本政策】9割に及ぶ失敗を「推奨」するために
- Chapter.8 【未来】AIとロボット、我々が見据える未来予想図
- おわりに 巷で言われていることを疑い、可能性の抜け穴を探せ
<リンク>
ちなみにTwitterで見たCrypkoが興味を持ったきっかけ。