Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

地球の中身

地球の中身 何があるのか、何が起きているのか (ブルーバックス)

【概要】
著者(監督):廣瀬敬

「地球全体は一つの大きな「システム」であり、大気からコアまでの要素(層)が相互に作用し合い、その結果として地球表層の環境が決まっているのです」ということで、地表や宇宙(外側)だけではなく内側も見てよね、と中身をアピール。曰く、「地球の中心は太陽系の果てより遠い」。著者はヒロセアイトの名を残した。

まずカラーページの上部マントル橄欖石、キレイやんけ。地上に出てくることのない深部の岩石は研究室のダイヤモンド・アンビル・セルにて錬成する。依然謎が多い地球内部をゆで卵モデルで解説。地球の中は意外ともぞもぞ動いている。温度・圧力によってかわる組成や結晶構造や相や密度、密度差による対流(熱・組成)、水素の分配、水蒸気圧と溶解性(ヘンリーの法則)、液体金属の対流による磁界バリア、さらには生命の源まで、地学は総合科学であることを実感する。

 

【詳細】
<目次>

  • 序章 地球の中に潜る前に
  • 第1部 現在――地球は何でできているのか? どんな活動をしているのか?
    第1章 地球を覆うもの――大気、海、地殻
    第2章 地球の白身――マントルは何でできているのか?
    第3章 地球の白身は動き回る――プレートテクトニクスマントルの対流
    第4章 地球の黄身――コアの構造と運動
    第5章 白身と黄身が殻の外側を決める――地球の表層と内部の相互作用
  • 第2部 過去――「生命の惑星」はどうやってできたのか? どのように進化してきたのか?
    第6章 はじまり――地球誕生からマグマオーシャン、生命の誕生まで
    第7章 進化――地球の過去を復元する
    第8章 謎――地球はどうして生命を宿すことができたのか