【概要】
著者(監督):大森貴弘
今年もやるぞ。今回は青系統でとかげ回。テーマ「かわうそとすみっコキャンプ」「とかげの夢」に魔法使い成分を混ぜた感じ。前作同様、すみっコ5人衆が異世界の不思議住人と交流し奮闘し、精神的・物質的想い出(今作では⭐️)を残して去る。鱒二が『厄除け詩集』で言っているように、「サヨナラ」だけが人生なのだ。
これまでは想像でしか出現していなかった異質なすみッコたちの姿を見ればわかるように、コンプレックスやネガティブな点が意外とその人の大事な部分だったりするのだなあ。あとは、ふぁいぶが夢(成し遂げたいこと)を抱くようになった点に象徴されているように、何かを成し遂げたいというある種の飢餓感・挫折が成長に繋がるといった点が教訓か。まあ、舞台挨拶でイノッチが言っているように、「人にやさしくなれそうな」何か温かい、幸せな体験ができればそれで充分なのかも。
ぺんぎん?派兼一作目信奉者としては、EDでひよこ?のオーナメントが出たところがグッときた。あと、ふぁいぶ(だったっけ?)の「おなじだね」発言にも。
【詳細】
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<メモ>
- まごうことなきとかげ回。サヨナラだけが人生。前作はぺんぎん回(と考えてよいはず)。次回はねこかしろくま?(とんかつに厳しい(; ・`д・´))
- 今回も異世界の住人が五人衆に加わるスタイル。月夜ときたらイルミネーション。マジックお茶会にはまどマギ新編を連想してしまった。
- とかげ+ふぁいぶ+みにっコの消失魔法解除作戦がすみっコ交流パート。あっても→それが浄化作戦 たぴおかとの取り違えは迂闊すぎないか魔法使いたち。まあ何でもできちゃうから油断してたのかもしれんわね。だがこの事件のおかげで、ふぁいぶ以外の魔法使いズは5年間の待ち時間を超短縮するという努力をすることになったのだ。「ゆめってなあに?」と言っていた魔法使い(ふぁいぶ)が夢を見つけたのは興味深い。
- 暑がりのしろくま、やさぐれたとんかつ、でぶねこ、そして自信にあふれたぺんぎんは貴重な姿であった。あとは5on5で会談しているときのマッチョぺんぎん?もよかった。半人前なのであの程度で済んだ? コンプレックスや夢を失ったらあかん。
- おかあさんの羽、あのテーマやんけ。正直言うと、とかげはおかあさんと二人きりでもっと話して欲しかったかも。まあ前作同様タイムリミットが迫ってたからしょうがないのだが。
- かわうそ、もぐら、とかげ(本物)、すずめ、ふくろうなどのキャラが劇場版に初登場。かわうそ、キャンプの達人やんけ。
- 前作の時も思ったけど、すみっコぐらしは「ごめん」「ありがとう」を明言するので教育的効果が高いよね。子供ができたら観せちゃお(^ω^)
- EDでひよこ?でとるやんけ! ひよこ?が天涯孤独(エピローグでなかまできたけど( ;∀;))なのに対し、ふぁいぶはきょうだいがいる点が違う。
- BUMP OF CHICKENの主題歌歌詞「どうしてわかるの」「同じだったから」には前作のぺんぎん?の「おなじだよ」発言を連想してしまった(今作のふぁいぶも同様の発言をしていた)。以下、( ;∀;)動画(消されそうではあるが…(; ・`д・´))。
- イノッチの言うように、お互いにネジを巻き合える世界にしちゃお🤩 『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』10/22おひろめ試写会イベント映像
〇前作