【概要】
著者(監督):安宅和人
日本の現状のヤバさとその処方箋を提示。著者も言っている通り、日本の抱える問題点と課題について、ざっくりとした見取り図(たたき台)を数多の図表を通じ示すスタイル(若干コンサルっぽいうさんくささもあるが…)。限られた予算を人と未来に投資しよう。生き残れなければ衰退するだけの日本。危機を乗り越えらるか。
やっぱり元ネタは「シン・ゴジラ」みたい。
☟このPPT内容とだいたい同じなので、まずはこれを一読し、興味があれば本書も読んでみては。
https://www.mof.go.jp/pri/research/conference/fy2017/inv2017_04_02.pdf
【詳細】
<目次>
- 1章 データ×AIが人類を再び解き放つ -- 時代の全体観と変化の本質
- 2章 「第二の黒船」にどう挑むか -- 日本の現状と勝ち筋
- 3章 求められる人材とスキル
- 4章 「未来を創る人」をどう育てるか
- 5章 未来に賭けられる国に -- リソース配分を変える
- 6章 残すに値する未来
<メモ>
- あらゆる世界がデータ×AI化する現代では、「妄想しカタチにする力が富に直結する」。
- 非合理なルールや規範に縛られ、シニアや過去に投資している場合じゃない。理数系教育の拡充、リーダー層候補のPh.D取得者優遇、科学技術や若年層への投資・資産運用などが挙げられている。
- 「シン・ゴジラ」、『攻殻機動隊』や『アド・アストラ』など、けっこうサブカルにも詳しいみたい。