Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

時代屋の女房

あの頃映画 「時代屋の女房」 [DVD]
あの頃映画 「時代屋の女房」 [DVD]

評価:B

この映画の筋立てや演出にあまり目を引くところはあまりなく、ともすると鑑賞していて退屈という印象を受けるかもしれない。が、本作品の目玉はべつのところにある。そう、何を隠そう夏目雅子の存在である。本作品の評価を押し上げているのはひとえに彼女のおかげであるといってよい。セピア色を基調とする画面が鮮やかに彩られるのは、いつも彼女が現れたときであったから。
気づかぬうちに男主人公・安さん(渡瀬恒彦)と観客は同調し、真弓(夏目雅子)の帰りを今か今かと待ち望むようになるのだ・・・。

歩道橋を銀色の日傘をさして歩く夏目雅子の姿は、Javaさんの心の原風景のひとつとなったのだ。