Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

魚影の群れ

あの頃映画 「魚影の群れ」 [DVD]
あの頃映画 「魚影の群れ」 [DVD]

評価:B

この映画が、動く夏目雅子Javaさんのはじめての出逢いであった。30年くらい前にしては髪型イカしてるネと言えるんじゃないか?
港に続く下り坂を、ひとりの女性が足をペダルから離した状態で、自転車に乗って滑走してくる。唄を口ずさんでいた彼女は、近所のおばちゃんに
「あ!おばちゃん!こんちわ~~~~っ」
とあいさつをしてそのまま坂を滑走していくのだ。
”来た”ね。ビビっと来たわ。ああ来ましたとも。YouTubeにこの映画の予告編があるから、みんなも観てみたらいいんじゃないかな。「したらの♪」も捨てがたいけれど説明が面倒なので割愛。

上の画像を見てもわかるように、本編は男臭さ(緒方拳とか緒方拳とか)が猛烈に漂っていたので、そんな中での夏目雅子の存在はひときわ清涼なものだった。男は海に、女は陸(おか)に、という物語の構造がはっきりしているから、”待つ女”としての夏目雅子が見たい人にはいいんじゃないかな。方言でしゃべってるしね。緒方拳も負けじとマグロ漁に生きる男を演じていたけど、本物の漁師かと見まごうほどの迫力とリアリティだったよ。
(緒方拳がマグロを捕えて帰投する場面は『老人と海』の光景とダブったね。釣り糸(テグス)で俊一(雅子の恋人)が大ケガした場面は見ていてこっちが痛くなったよ。)

おまけのシネマ紀行に出てた床屋のおっちゃん、俺と代われ。