著者(監督):河合雅司
【概要】
【詳細】
構成員が減っていく恐怖、社会や組織が縮小・崩壊していく恐怖を煽られる。
今取り上げるべきなのは、人口の絶対数が激減したり、高齢者が激増したりすることによって生じる弊害であり、それにどう対応していけばよいのかである。
高齢者人口や出生数などの人口動態、結婚や介護、インフラの老朽化や自治体の消滅(サービス施設の存在確率)、果ては食糧問題まで目を覆わんばかりの惨状が紙面から襲いかかってくる。
いま直面している人口減少は「静かなる有事」であり「国家の固い決意」のもと行われなければならず、「いま努力を怠ったならば、本当に貧しい国へと逆戻りしていく」と厳重警告。
求められている現実的な選択肢とは、拡大路線でやってきた従来の成功体験と訣別し、戦略的に縮むことである。
不便さや流動性、融通性、長期的視点の促進、そして「お見合いの復権」。
変革か、さもなくば死か。不安しかないが、きばって行こう。