著者:石原藤夫
評価:B
【評】
「<銀河旅行>において最も重要なことは、どうやって宇宙船を光速に比べて無視できないほどの超高速度にまで推進するか――というその方法である」
というわけで、化学、電気、核、いろんな推進システムを検討し最終的に「核融合パルス推進システム」なるものが最適と結論。
ロマンがある。が、少々古い(1970's)
「「燃料」の中に「推進剤」と「エネルギー源」とが含まれていることになる」
「毎秒噴射される推進剤の量が多いほど推力は大きく、噴射速度が大きいほど推力は大きい」
など、宇宙船の推進に関わる運動法則を初等物理で叩き込む。
「銀河ハイウェイ」構想は夢に溢れていて、まぶしい。