著者:本川達雄
評価:B+
【評】
『ゾウの時間~』の著者が、
生物多様性とは何か、なぜ守っていかなければならないかを、よもやま話を展開させながら説明。
生物多様性が高いと、生態系サービスがぐんと良くなる、だから大事というのが一つ。
ちなみに①供給②文化③基盤④調整サービスの四つ。
そして、近代西欧的価値観、科学、粒子的世界観への叛逆というのがもう一つ。
熱帯雨林やサンゴ礁という多様性の楽園、動植物の共進化、共進化的軍拡競争、共生など趣ある話をしてくれる。
話はアリストテレスや西田幾多郎、延長された表現型・<私>観まで多岐にわたる。
しゃべるのが好きな人なんだろうねえ(・ε・)↓
こんな感じの歌もついてるよ。