と「まえがき」で著者自ら述べているように、これは読んだ方がいい本だ!
本書のキモは副題にある。副題こそが本書の神髄なのだ。
日本経済が直面する「
内需の縮小」と、中高の社会科で習ったはずの
人口ピラミッド中の「生産年齢人口」をどうして結び付けられなかったのか。
日本経済が直面する諸問題を、人口構成の変化から解きほぐし、その処方箋を提示する。同時に、思い込みがもたらす判断の誤りに警鐘を鳴らす。
ざっくり言って、本書が伝えたかっ
たことは主に二つあると思う。
①経済は「人口の波」で動く
②数字を扱うときは「絶対数」を確認せよ