ライ麦畑でつかまえて (原題:The Catcher in the Rye)
ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス) [新書]
著者:J. D. Salinger 訳:野崎孝
評価:C
ごっつ有名な作品なんだが…
まあアレだ、イメージとの落差に打ちのめされたね。
アメリカ西部開拓時代、片田舎のライ麦畑で少年少女が出逢った~てな感じの純情可憐な話だとばかり思っていたが、フタ開けてみりゃ、ニーチャンがNYで家出するだけ!? しかも舞台は1951年だって? そりゃないぜとっつぁ~ん…
内容はともかく、徹頭徹尾主人公の独白体なのが特徴。文体はそうとう砕けてるし。しかもあらゆる数字を盛りすぎ。十倍くらい盛るからねコイツ。
その強烈な印象から、ぜひ原作や村上春樹訳を読んでみたいと感じたね。60年前の砕けた英語にふれてみたいね。