Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

医者に殺されない47の心得

医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法 [新書]
著者:近藤誠
評価:B

新選組っぽい名前の著者。一見逆説的な衝撃のタイトル。これは売れないわけがない!
日本人の間でまことしやかに信奉されている、医学の「常識」を次々にぶった切っていく。自分は、自然治癒力その他の言説を盲信しているため、読んでいて非常にスッとした。血圧・コレステロール値の基準の操作には、大人の事情(製薬業界とのつながり)を感じないわけにはいかない。
「癌のようなもの」を「がんもどき」と呼んだり、「予防」と「(患者を)呼ぼう」を掛けたりと、著者はダジャレのセンスもお持ちのようだ。
日本人の死因で「がん」が一番になったとマス○ミの皆さんは騒いでいるが、「がん」は人間の業病なんだから減らしようがないじゃないか。まずは「がん」を受け入れることが大事。そして、手術を行うかどうか決めるときには本書のことを思い出して。

そして長生きしたい世のジーサンバーサンに以下四箇条。
①②③はフーンてなもんだけど、④を心に刻むべし。本書のおかげで④が広まったらいいね。

①早寝早起き
②適度な運動
③栄養のある食事
④極力医者にかからないこと

巻末と言えば、「あとがき」や「おわりに」が定番だが、本書の巻末には著者のリビングウィルが。オシャンティーすぎるでしょうこれは。