【概要】
キーワード: げんきやなあ~(・ε・)
キーワード: げんきやなあ~(・ε・)
概要:ギリシャのメテオラに行ってきました。
40℃近い暑熱の中、6つの修道院すべてを踏破しました。
恰幅のいいオジさんオバさん、夜の広場ではでゃぐニイちゃん、腹のよじれるほど笑っているネエちゃんなど、人々はとても元気で、思わず「げんきやなあ~(・ε・)」と何度も感嘆の声をもらしてしまいました。
そんな彼らのすがたを見ていると、少々サーヴィスが悪くても、街に落書きが多くても、「オウケイ(・ε・)オウケイ」とおおらかな気持ちになってしまう私なのでした。
【詳細】
8/10(日)
1930関空着。すでに他の二人は到着している。すいま、せ~ん(・ε・)
さっそく航空券を受け取り荷物を預ける。つづいて円とユーロを交換。
SUBWAYで軽食。選ばれたのはもちろん、みかんのソフトクリーム。280円。
アクロポリス、メテオラ、島・海と目的地をざっくり決めてまずは一安心。
手荷物検査。
金属製のものを全て出したつもりが警報が鳴る。
犯人は筆箱の中のはさみ。刃渡り6 cm以上だったためあえなくボッシュート。
小学校から18年もの間互いを高め合った友との、突然の離別。悲嘆にくれる。
2230発イスタンブール行搭乗。
離陸時から慣性力F = -maのことが頭から離れなくなり3時まで眠れない。
8/11(月)
0600頃Ist.着。乗継の列に向かう。人々の顔立ちが急速に国際化。
0930発アテネ行まで暇なのでフードコートめぐり。
油ギッシュな食べ物が並ぶ中、食べたのはもちろんトルコアイス。BIGサイズ×MIX味で6€。
遊び心満載のオッさんは、曲芸のようにアイスをくるくる回してなかなか渡してくれない。
けれど、アイスを盛るオッさんの真剣な瞳に、そしてアイスのもちもち感に免じて、不問。
あまりに暇なので待合室にGO。プラトンの『国家』を読んで精神統一。
しばらくすると高速でベビーカーを操るオバチャンが闖入。何事かまくしたてはじめた。
とても元気なオバチャンだ。よく日焼けした肌からは南欧の陽気が漂っていた。
―――今思えばこの光景が、げんきやなあ~(・ε・) の幕開けであったのだ。
エーゲ航空に乗り換える。
ノースリーブで気を引こうったってそうはいかんぜ、CAさん。
1時間強の空の旅。アテネに近づくにつれて、島々の輪郭がくっきり見え始めた。
山々には木々がまばらに点状に生えていて、まるで坊主頭水玉模様のようだ。
1050Ath着。
荷物を回収しホテルに向かう。
車窓から街を眺めると、建物の壁は落書きでいっぱいだ。
一方社内では、物乞いの少年やギターの弾き語りが通路を往復する。
これはもう、南欧というよりも東南アジアに近い。
これはもう、南欧というよりも東南アジアに近い。
鉄道の達人を擁していることも、ここギリシャでは何の意味も持たない。
我々は、着いて早々、ギリシャに翻弄されていた。
それとは不似合に駅の結構は立派である。
荷物を置いて、アクポリに向かう。
受付で英語率/Zeroの学生証を見せると、怪訝な顔をされながらも6枚綴りのチケットを割引してもらえた。6€。
アクポリは丘の上にある。まるで城だ(城塞です)。そしてとても白い。
足もとの大理石はつるつるで、照り返しがまぶしい。
19時になっても街は昼過ぎのように明るい。
腹が減ったので、おなかの出た陽気なオッさんに招かれるままに屋外席へ。げんきやなあ~(・ε・)
英語併記のメニューを見て注文。Greek salad、肉、スパゲッティの三点セットを早くも確立した。
飲み物はAΛΦA(ALFA)というビールに決定。うまい。
明日のカランバカ行に備えて寝る。
8/12(火)
必要な荷物を持って出撃。昨日買えなかったバカ行のチケットを買う。
0830発車。5時間にわたる電車旅の始まりだ。残念ながら席はない。
寝台車のような構造になった車両に移動。
満席のため、通路の壁に備え付けられた補助席に座る。壊れているので尻が際限なく沈む。
通路が狭く、人が通るたびに壁に吸い付くことを余儀なくされる。
Don-deng,Don-dengと突撃してくるオバチャンの巨乳に5回ほど弾き飛ばされるがくじけない。
メトロに乗った時も思ったことだが、あまりスマホをポチポチしている人はいない。
読書などの文化的活動に励んでいるのだ。
メトロに乗った時も思ったことだが、あまりスマホをポチポチしている人はいない。
読書などの文化的活動に励んでいるのだ。
暑熱の中をさまよい歩き広場へ。1500まで食事。
6つの修道院のうちルサヌー(たぶん)に狙いをつけて出発。
水1.5 Lとアイスを購入。オバチャンに「はい☆」と言ったら笑ってくれた。
それにしてもジャイアントコーンの進化系みたいなこのアイス、非常に美味。
それにしてもジャイアントコーンの進化系みたいなこのアイス、非常に美味。
灼けるような日差しの中、坂道を登る。湿度は低いが温度は高い。
時折心地よい風が通り抜け、ひとときの愉悦をもたらしてくれる。
喉をうるおしながらひたすら行軍。服が汗でベタついて気持ち悪い。
時折心地よい風が通り抜け、ひとときの愉悦をもたらしてくれる。
喉をうるおしながらひたすら行軍。服が汗でベタついて気持ち悪い。
だいぶ歩いてきたところで巨岩の全体像が見えてきた。
数百メートルはあろうかという雲突く巨岩だ。地層のような筋が見える。
岩山に追いすがるように木々が生い茂り、その中には赤でおそろいの住居群が点在している。
歩き疲れたところでようやく目的地に着いた。3€。
心地よい風と絶壁の恐怖を上手く利用し、身体を冷却することができた。
心地よい風と絶壁の恐怖を上手く利用し、身体を冷却することができた。
道を戻り宿に向かう。
標識に翻弄されながらもメテホテにたどりつく。プールがあって非常にリッチなホテルなのだ。
が、海パンを忘れたので一回休み。
・・・となるはずだったが二人の楽しげな様子に矢も盾もたまらず、
フツパンでプールに戦いを挑んだ。
フツパン‐海パン‐オナパンのΔがここに完成を見た。
はしゃぎ過ぎたかフツパンの報いか、ガラスの灰皿で 足を少しだけ切ってしまった。
日の長さを感じながら屋外で食事。夕方はとても過ごしやすい。
Alexなるぽっちゃり少年は、いつまでも遊び続け、我々をしてかく言わしめた。
げんきやなあ~(・ε・) と。
2100ごろプールがライトアップされ、辺りはセクスィ~な雰囲気につつまれた。
8/13(水)
新しい朝が来た。希望の朝だ。
昨日訪れた修道院は、6つのうちの1つだけ。
5つの修道院が未踏のままに残されている。
踏破せずしては帰れない。
パワー系の朝食でエナジー充填。
朝からこんなものを食べていてはおなかが出るのは当然だ。
0800過ぎにれっつごー。水を忘れずに。
一つ目の修道院で猫さんがお出迎え。
げんきでるなあ~(・ε・)
ふう(・ε・;)
はあ(・ε・;;)
ひいふう(・ε・;;;)
ふうふう(・ε・;;;;)
ぷひ~、やったあ~、
全制覇だあ~ (・ε・;;;;;)
帰りの電車は1730発。あまり休んでいる暇はない。
山道を下りながら駅にたどり着く。
電車に乗るとオッさんがイチャモンをつけてくる
靴下の中からはぷ~ん(・ε・) と絶望のにおいが漂う。
プラトンと語り合いながらいつしか眠りに落ちる。
2300ごろアテネに戻ってきた。
夜だというのにシンタグマ広場は若者でにぎわっている。昼よりもずっと活気があるのは涼しさのなせる業か。
げんきやなあ~(・ε・)
8/14(木)
メテオラ行を完遂し、やや気が抜ける。
山と来たら海。そんなわけでもっとも近い距離にあるエギナ島に行くことに決定。
ピレウス港まで行き、食事。
腹の出たオッさんが議論に花を咲かせている。
げんきやなあ~(・ε・)
1時間ほどフェリーに揺られて(あまり揺れないけれど)、島に向かう。7€。
「森越商店」なるシャツを着たオッさんを発見。
今度こそ本物の海パンを買っていざ海へ。
砂紋の織りなすPhase-Fieldチックな模様を踏みつけて、遠浅の海へ繰り出す。
恰幅のいいオジイチャンやイチャイチャカッポオや少年少女たちが遊んでいる。
げんきやなあ~(・ε・)
焼けるような砂浜を跳ねるように歩いて、ビーチパラソルと海を往復する。
ビーチでは泳ぐ人々の体つきを子細に観察し、
海ではぷかぷか漂って浮世の垢を洗い落とす。
ひっきりなしに船が発着し、港町らしさをこれでもかと見せつける。
接客スキルの高そうなオニイチャンに誘われるがままに海の家っぽいタベルナへ。
「新鮮な魚介類」を心行くまで堪能する。ついでにエビの残骸を足もとの猫にあげる。
帰りは高速船を選択。13€。
「森越商店」のオッさんを再発見。
乗り場遠いわ到着遅れるわ揺れるわ高いわ売店ないわで憤りを露わにする我々。
夜のアテネはもちろん、
げんきやなあ~(・ε・)
8/15(金)
滞在最終日。
まずは古代アゴラを襲撃。
あまりの暑さに挫けそうになる。
クリ山の名が判明。その名も「リカヴィトスの丘」。カッケ~(・ε・)
そこに山があれば登る以外に選択肢を持たぬ我々だ。もちろん登る。
急峻だが、メテオラを思えば物の数ではない。
続いて戦争博物館へ。
受付の軍服ニイチャンが荷物を預かってくれる。
古代と近現代に大きなウェイトが置かれている。
ラスト・タベルナ。
瞬殺。
おみやげ屋を通りながらホテルに荷物を取りに戻る。
もこみちの喜びそうなアレや、男根に限りなく近いコレに興味津々。
感傷に浸る間もなくアテネ空港へ。
乗換の際、なぜかIst.空港で一旦出国しないといけなくなった。あぁ~ん?(●ε●‐)
手荷物検査。ゲートを通ると警報ビ~。
色を失いながら体をまさぐられる。
サンダルの金具が犯人と判明。幸い取り上げられずに済んだ。
待合室に移動。
少年たちがふにゃふにゃのボールでサッカーをして遊びまわっている。
げんきやなあ~(・ε・)
そんな彼らを尻目にプラトン。
と、油断しているところへ少年のボールが手元にダイビング。本が吹っ飛ぶ。
少年が寄ってきて言う。「Sorry...」
すかさず「オウケイ(・ε・)bオウケイ」と大人な対応。