著者:田坂広志
評価:B
【評】
山陽の某研修でゲットした本。
ザ・PHP文庫といった感じの内容。数分で読める。
●仕事の「報酬」には二つの種類がある
「自ら求めて得るべき報酬」(目に見えない報酬)
「結果として与えられる報酬」
→前者が重要です。
●目に見えない報酬 には三つある
「能力」「仕事」「成長」
→この三つが「仕事」の本当の喜びを得るために重要です。
●能力
「腕を磨く」ことを手段でなく目的にしなけれないけません。
→腕を磨く「近道」はありません。
→仕事の「師匠」 を見つけ、動きをトレースしましょう。
→一つの仕事を「経験」 したとき、その「経験」 から、どのような「スキル」を掴んだか、どうすれば「スキル」を掴めるか、問題意識を持って、徹底的な「反省」を行いましょう。
●仕事
「あの方は、良き仕事を残された」、これが職業人の最高の褒め言葉です。
→仕事は「作品」です。精一杯尽力し、心を込めて残しましょう。
→仕事は、仲間と作る「共同作品」です。一人ではつくれません。
●成長
人間としての成長とは、「心の世界に処する力」です。
→自分の心の中の無意識の世界、仲間の心の中の無意識の世界、その世界を感じる力を鍛えることが「成長」です。
→「人間としての成長」 は、仕事の「最高の報酬」です。
→人間集団の心と格闘できる管理職は、大きく「成長」できます。「地位」を、重い荷物を引き受けましょう。