評価:B
【評】
一人目の著者の名前がカッコいい。
等差数列{4n+1}と{4n+3}に現われる素数の特徴について。
どちらも無限に存在するが、4n+3の扱いはあまりよくない。
第一補充法則
x2+1の素因数分解に、2とすべての4n+1の素数が現れ、4n+3の素数は全く現れない。
フェルマーの平方和定理
pを素数とする。このとき、pが2または4n+1の素数であることと、x2+y2=pを満たす整数x,yが存在することは同値である。
高校数学でおなじみの背理法や数学的帰納法がコンニチハ。
無限級数の和の話も面白い。
素数の問題かと思っていたら解析学や代数学ともつながっていた、っていうのが数学の不思議なところですな。