風評破壊天使ラブキュリ
風評破壊天使ラブキュリ (チャンピオンREDコミックス)
著者:大和田秀樹
評価:C
最近は鳴りを潜めているが、往時はシーベルトだのベクレルだの預託実効線量だのそんな謎の単位や用語の連発に悩まされた人も多いはず。そんな人は風評破壊天使(デマゴーグブレイカー)におまかせ♡
と、ストーリーはゴリ押しで進行していくが、随時用語解説や放射線の話が挿入される。
作中の
「ベクレルは1秒間に何本放射線のヤリを投げられるかっていう値ね♡」
「(放射性物質の流出した)海につかるより満員電車で人体に囲まれる方が激しく被ばくするわねっ♡」
「『あやふやな情報源は全部デマ』!! そう考えて全部シカトすることよっ!!」
というセリフはわかりやすかったね。
この漫画の主張を総括すると
「デマばっかり言ってる奴わぁ おしおきするわよ?」
ってことだよ。
情報の氾濫したこの現代、人目を引くような報道や数値には、思わぬ陥穽が潜んでいるのではないかと、以前にもまして疑ってかからねばなならぬ。わけてもTVは無責任に国民を煽り、事を荒立てようとするきらいがあるから尚更だ。現代の情報源としては主に、TV、新聞、そしてその二つに対抗するアンチ勢力としてインターネットがあるわけだが、そのどれか一つだけを無批判に受け入れるのは良くない。Javaさんはネット世代やからネット一辺倒にならんよう注意せなあかん。
まあつまりあれや、”めであ・りてらし~”ってやつを鍛えろいうことや!