Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

砂の器

砂の器 [DVD]
砂の器 [DVD] [DVD]

著者(監督):野村芳太郎

【概要】

「父子」の「絆」には情愛と桎梏があざなわれているのだ。

ホントにポロリポロリ泣いちゃった。

 

【詳細】

同名小説の映画化。1974年。
著者公認の原作超え。舞台は1970年代に変更され、筋は簡略化されている。
推理よりも人間ドラマに重きを置いている印象を受けた。
丹波哲郎やエイリョーパパ、幼エイリョーの名演が光る。島田陽子なる女優に興味を持って画像検索したら、後悔。

丹波演じる人情派刑事が、秋田、亀嵩、伊勢、金沢、大阪と手がかりを求めて東奔西走する。
田舎の青さや方言、蟬しぐれ、駅弁などが旅情をかきたてる作りとなっている。

最後の40分間で泣かされた。ここからが本番。
父への情愛と宿命への訣別を鍵盤にのせ、エイリョーの演奏が始まる。
ニクい。ニクすぎる。
同行二人の旅路とエイリョーの演奏フェイズ、丹波の語りフェイズ。
これらが波状攻撃を仕掛けてくるのが映画の真骨頂だ。

これまでに観てきた映画の数はけして多くはないが、はじめて泣いた。
まさか泣くとは、思わなかった。
ドライアイ気味のあなたに。
(二回目は泣かなかった。三回目は泣いた。次はどうなるだろう)

布ビラビラや映画館の写真、やや出来過ぎ感はあるが、あとから振り返ってみれば事物の繋がりなんてそんなもんなのかもしれない(というか原作のせい)。