
アホ大学のバカ学生 グローバル人材と就活迷子のあいだ (光文社新書) [新書]
著者:石渡嶺司・山内太地
評価:C
生暖かい目線で現代の大学生と大学、就活の歴史・現状を見つめている。毎頁ごとの小ネタがおもしろい。
著者の一人・山内は日本国内の四年制大学をすべて踏破したらしい。わあ。
大学のすばらしい取り組み・アホな取り組みや、就活史に興味があればどうぞ。
アメリカのリベラルアーツカリッジの記事や、本書に出てきた定員割れ大学(のごく一部)の復活劇などを読んでいると、大学入学がゴールとなってしまっている日本の戦後教育に物申したくならずにはいられない。
日本の大学は、もっと学生に頭を使わせるような授業をし、教養を身につけさせる教育をしなくてはならないのだ。自分はね、学部時代から日本に来てくれている留学生たちに対して、とても申し訳ない気持でいっぱいなのだよ。