【概要】
著者(監督):上野顕太郎
総社駅付近の「駅のそば」で発見。妻の突然の死に打ちひしがれる主人公の心理描写がなかなか真に迫っている(実話ベース)。世界や自我崩壊の表現が独特で実験的なところがある。
この作品の最後にあるのは絶望だ。だがその先には希望があることを今の私は知っている。
モノローグがなかなか悲しい。「寒々しいベッドに入ると涙が流れた」「たった一日が私とキホとを 永遠に隔ててしまった」死因を語るとき、マニュアル化を防ぐため「少しずつ異なる語句を選んだりした」とかね。
「キホの死という残酷な事実がより揺るぎないものに裏打ちされていくようだった」
⇒「仕事の合間をぬい片付けかたがたキホの思い出のかけらを捜し始めた」
最終的には夢で会ってようやくサヨナラできた。
【詳細】
<メモ>
気になったところ:
- 伊藤左千夫「奈々子」
- 妻の背中のねじを巻く
- 溶けてゆく表現
- 角田に似てる?→スパーン
- 面のシミポツポツ
- ううううう(嗚咽)
- 他漫画の落涙シーンアソート
- 突然のリアル調
- 歪む空間
- 電車、包丁、コンロが目に入ってくる