【概要】
著者(監督):ニテーシュ・ティワーリー
これは面白い。
娘二人が父の夢からインド(女性)の夢になる。
思わず力が入る。涙腺が弱くなる。レスリング観たくなる(やりたくはない)。
修行⇒成長⇒対立⇒挫折⇒再起⇒栄光(+序盤の伏線回収)と、物語の起伏をしっかり押さえており申し分ない。漫画? ストレスフリーで観られカタルシスは比類ない。さてはインド映画の時代来てるな?
【詳細】
<あらすぎるあらすじ>
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1988Seoulオリンピックからスタート。
我が子をレスリング戦士に育て上げたいが女子しか生まれなくて落胆。
4人続けて女子でさすがにパパしょんぼり。夢を諦め…かけるも長女と次女が近所の男子をボコボコにしたのを見て戦士候補者を発見。
簡易訓練場を造営し訓練に励む。嫌がる娘の断髪も辞さない。
娘ついに反抗しサボりはじめるも父のインド女性に向けるまなざしに触れ奮起、ついに自主的に練習を開始。
ついに男子大会に出る長女ギータ。
惜しくも敗れるも闘争心覚醒。女子レスリング界にて無双開始。国内制覇し国際チームに選ばれるまでに。
国際チームではコーチの指導下に。加えて上京して色づきはじめパパおこ。パパしょんぼり。
結果が出なくなり、苦悩する長女。
電話する父娘。パパ選手村に降臨。指導始動。
攻撃と防御ことごとくコーチと対立する指示はパパ優先。
最終決戦コモンウェルス大会へ駒を進める。
コーチの手により封印されるもインド国家で娘の勝利を知るパパ。
父の手で再度メダルをかけてあげる。
そして実写ラストはダンガル・ダンガル♪
<印象>
- 肥った役作りはもちろんのこと、腕組みパパの迫力がすごい。
- テンポ良し。スポ根なので修行パートあり、挿入歌流れる。
- 挫折からの復活、パパ封印、伏線を活かしたフェイント5P技でギリギリ撃破、など漫画的胸熱展開。ラストバトルまで準決勝・決勝と盛り上げていく。胸熱度高まる。思わず力が入る。眼が潤む。
- スポーツはインド女性の立身・自立の手段。父の夢からインド女性の夢へ。14で嫁に行き家事と子育てに追われる近所の子との比較が際立つ。
- 娘が二人いるのがミソ(ほんとは4人)。妹バビータとの比較がパパとの関係の変化を物語る。
- マニキュアを塗ったり、すれ違う男子選手を目で追ったりと色めくギータさん。けっこう美人ですね。
- 甥やニワトリ屋さんなどひょうきんキャラが物語を盛り上げる。
- レスリングルールが少し分かる。吉田沙保里にも興味が。
- サブタイトルいる? きっと、うまくいくのパロディか。