著者(監督):岡田磨里
【概要】
P.A.Worksオリジナル。織物っぽいものを日々織るエルフっぽい別れの民・イオルフというファンタジー要素が入る。人間とエルフ、人間と動物などに見られる加齢速度の非対称性をテコに、日々の生活や子育て、親子の向き合い方など、普遍的なテーマをファンタジーに仮託して描く。出産と戦闘がシンクロするシーンやレイリアさんや息子嫁との対比が面白い(聖と俗、母子関係など)。でも、終盤は言葉控えめに、もっと余韻を残すスタイルの方が好きかな。
どうでもいいんだけど、尿意がすごすぎて放映終了後60秒くらい出た。
【詳細】
<あらすぎるあらすじ>
P.A.Works。ヒビオルを日々織っていたところ、侵略に巻き込まれ外界へ。
愛してはいけないと言われていたのに人間の赤子を拾い、農村にいったん落ち着いたあと、街へ船出。
仲間の奪還作戦を祝祭の日に計画する。が、失敗。赤子を連れていたことから、別れの民からも別れを告げられる。
「ずーっとこのまま大きくならなければいいのにな」の思いもむなしく子供は成長する。気付けば外見的には姉弟に。
反抗期の息子とも別れ、潜伏。いろいろあって古の力に滅ぶ王国で、息子は外敵と戦い、主人公はその妻の出産に立ち会っていた。
飛べる⇒飛べない⇒飛べる、で伏線を回収しつつレイリアさんを連れ、銀の龍の背に乗って王国を脱出。
いつもラストを予感させていたが、もちろん最後は先立つ不幸をお許しくださいEND.
<印象>
- 異種族の交流を描く。たいがいこういった作品は双方の寿命に大きな差があるよね。
- 布での会話は新しい。
- 主人公の髪の色が変わったカラクリが気になる。
- 主人公の高めの声にやがて慣れる。
- レイリアさんとの対比が興味深い。子供産むが監禁されているあたり。
- 女性四人くらいが出てきて、ちがった母親像を見せてくれる(農家のオカン、主人公、レイリアさん、息子の妻)。
- 出産と戦闘が同時進行するのがクライマックスか。
- 死後硬直に対抗して赤子をもぎ取るシーンがそこそこリアル。
- もっと余韻があるラストの方がいいかも。