空海 KU-KAI 美しき王妃の謎／妖猫伝

著者（監督）：陳凱歌

【概要】

原作未読。正直言っておいてけぼり感が強く、かなりハイコンテクストな映画と言わざるを得ない（原作設定、唐詩、唐史）。構成に見せやすくする・理解させやすくする工夫が必要。邦題が空海寄りになっているが、彼はミステリーハンターに過ぎず、黒ニャンコが主人公。絢爛な色彩表現はまあまあ（CGちょっと粗いけど）。

【詳細】
＜あらすぎるあらすじ＞
おしゃべりはララちゃんのような…。

ミステリーハンター空海が白居易とともに陛下の猫のメッセージを解読する。

＜印象＞ 

• 総じてハイコンテクスト（長恨歌などの文字ベースのやりとり、蠱毒とか妖術とかがいきなり出てくるあたり）
• 絢爛な唐代のイメージは良い（ハーフっぽい貴妃、幻術描写、水彩画チックなOP）
• 飛びまわるニャンコがかわいいが、視点が目まぐるしく変わるので酔う人もいるかも。
• CGは甘め。
• 吹き替えで観てしまったのは残念。
•  「阿部」仲麻呂