三島由紀夫
英霊の聲 オリジナル版 (河出文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:A*本作は、『英霊の聲』『憂国』『十日の菊』の三篇を収めたものだが、『憂国』の一編が他の二つを圧倒しているように感じられる。因みに『憂国』は、『英霊の聲』『花ざかりの森・憂国』の二…
金閣寺 (新潮文庫)著者:三島由紀夫評価:A内容はあまり覚えていないが(爆)、Javaさんにしてはめずらしく4か所ほど傍線が引いてあった。以下がそれら。人生に於て、永遠に化身した瞬間は、われわれを酔わせるが、それはこのときの金閣のように、瞬間に化…
仮面の告白 (新潮文庫)著者:三島由紀夫評価:B+・・・それは若さへの、生への、優越への嘆声だった。彼のむき出された腋窩に見られる豊饒な毛が、かれらをおどろかしたのである。それほど夥しい・ほとんど不必要かと思われるくらいの・いわば煩多な夏草のし…
潮騒 (新潮文庫)著者:三島由紀夫評価:B三島作品としては珍しく、死の影や暗鬱な感情とは無縁の作品。5回くらい映画化された。あたたかですがすがしい気持ちになれるはず。きらめく波がまぶしいぜ。(いつか加筆する!)