Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

メアリと魔女の花


著者(監督):米林宏昌

【概要】
軍師と視聴。よくいえば堅実、わるくいえば平凡。
テンポの悪さと吸引力の弱さが拭えない。

【詳細】
<あらすじ>
ドジっぽそうな少女のドタバタ劇。
冒頭シーンの墜落する魔法少女とは違うようだ。
そこに少年登場。
猫に誘われトトロっぽい森へ。夜間飛行なる魔草をゲット。
魔力解放。空へ。

雲海を越え、謎の国へ。
あれよあれよと高位魔法使いと崇められババアに連れられ奥地へ。
魔術書、禁忌の門などの禍々しい力に底知れぬ恐怖を喚起させられる。

身バレし、お花ボッシュート
合成獣(キメラ)まみれの牢獄で少年発見。
借り物の力で一夜限りの魔女となる。
合成獣は魔術書で見た無効化魔法で対処。
どうぶつ大脱走(アルパカ含む)するも少年居残り。
戻っていいのか、いやまだもう一発残っているよお花。
やっぱりばあちゃんも魔女でした。冒頭のシーンと繋がる。
魔力チャージで再突入。
ほうきは折れ、花も本も奪われたけど魔術書で見た無効化魔法で対処。帰還。
結局あの獣人っぽい人は誰だったのだろう?

<印象>
もう少し早く引き込むシーンをくれないと飽きてしまう。
作品世界にのめり込ませる力、異世界で生活してる感が弱い。
そして敵の小物感がぬぐえない。キメラ的なあれも陳腐かなあ。
少年誘拐⇒救出するのだが、少年も記憶に残らぬ造形で戦う目的が弱い。

過敏になりすぎかもしれないが、ジブリっぽさをぬぐいきれなかった。
(エンドロールの感謝⇒ジブリ三人衆なんかが特にね。)
この作品、監督らしさを印象付ける「何か」を最後まで見つけられなかった。
・猫に誘われ森へ⇒トトロ
・雲海えて謎の国⇒ラピュタ(よくあるモチーフではあるが)
・こわくないこわくない⇒ナウシカ
・ヤックル的なヤツ⇒もののけ
・水のぶよぶよ・ねばねばした感じ⇒千尋やポニョ

ただ、魔法の表現はわりと好き。
水のぶよぶよ・ねばねばした感じは千尋やポニョっぽいし、魔法発動時の光や波動のほとばしり、ほうきの制御不能感はなかなか迫力があった。