Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

2016-03-12から1日間の記事一覧

中原中也詩集

中原中也詩集 (新潮文庫) [文庫]著者:中原中也評価:A【評】『山羊の歌』『在りし日の歌』+未刊詩篇を収録『汚れつちまつた悲しみに……』、『サーカス』『生ひ立ちの歌』『骨』『正午』など名品が並ぶ。 繊細で、清いけれどももの悲しい彼の詩を、茲に一部…

かもめのジョナサン

かもめのジョナサン: 【完成版】 (新潮文庫) [文庫]著者:リチャード・バック 創訳:五木寛之評価:B【評】かもめが翔んだ日。モノクロのカモメ写真とともに。だが、この風変わりなカモメ、ジョナサン・リヴィングストンにとって重要なのは、食べることより…

太陽と鉄

太陽と鉄 (中公文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B+【評】ユキオが自己形成の歴史を特異な表現形式にて語る『太陽と鉄』、および『私の遍歴時代』を収める。前者は難解だが面白い。後者は青年のナルシシズムや太宰との邂逅が見所。私の自我を家屋とすると…

生きて動いている「有機化学」がわかる

生きて動いている「有機化学」がわかる (BERET SCIENCE) [単行本]著者:齋藤勝裕評価:B【評】いろんなよもやま話、おもしろいです。「機能性科学~」とかぶる部分も多いけど。そろそろ専門書で化学の深掘りしなきゃだめかも、って思ってきたぞい。

草枕

草枕 (岩波文庫) [文庫]著者:夏目漱石評価:B【評】山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。あ。これみたことある。住みにくさが高じると、安い所へ引っ越したくなる。…

読書術

読書術 (岩波現代文庫) [文庫]著者:加藤周一評価:B【評】50年前の名著。「読書術」関連の本の中ではいちばん好きかも。読書は愛のいとなみに通じる、本は好きな姿勢で読め、本は同時に数冊読め、いまわからない本は読まない、いつもポケットに鷗外、など、…

自分のなかに歴史をよむ

自分のなかに歴史をよむ (ちくま文庫) [文庫]著者:阿部謹也評価:B+【評】アベキンが自分史、自己形成の歩みを振り返る。ヨーロッパの何がどのように明らかになったときに、私たちはヨーロッパを理解したことになるのかという問題です。私は、ひとつの社会…

ヘウレーカ

ヘウレーカ (ジェッツコミックス) [コミック]著者:岩明均評価:B【評】第二次ポエニ戦争のシラクサ攻略戦を描く。アルキメデスとダメッポ君の科学兵器に瞠目せよ。

雪の峠・剣の舞

雪の峠・剣の舞 (KCデラックス アフタヌーン) [コミック]著者:岩明均評価:B+【評】(雪の峠)佐竹氏が秋田市の基礎をつくった。新都プレゼン対決に若殿と内膳の深謀が光る。戦国の世と老将、そして陸路を越え来た謙信の幻影に別れを告げる。 (剣の舞)ち…

質問する力

質問する力 (文春文庫) [文庫]著者:大前研一評価:B【評】複雑にからまりあった出来事にどう対処するかという時、質問することによって初めて、そこに横たわる根本的な問題が明らかになります。その上で進むべき方向がわかります。「これって、どういうこと…