2017-07-18 奥の細道 漫画 A 詩歌 奥の細道―マンガ日本の古典 (25) 中公文庫 [文庫]著者(監督):矢口高雄【概要】レジェンド俳句を柱に『おくほそ』紀行をたどる。途中の月山で終了。旅に病まない。素朴で純朴。硬派で堅実。釣りキチの人。【詳細】関連文献の解説や解釈、芭蕉の創作や脚色のあるなし、俳諧の句風変遷、句会の様子や俳諧師の懐事情など、ちゃんと調べて書いているようで、マンガだが侮れない情報量を持っている。著者も巻末で言っているが、マンガの武器は情景描写らしい。『おくほそ』の副読本としてどうか。やっぱり曽良は若くした方が話を転がしやすいようだ。