評価:B
【評】
わりと若い人とオジイサンが日本の未来を語り合う。
出口史観や、現在の日本をとりまくさまざまなデータを参照しながら
「未来への投資」に目覚めよと要請。
集団保育、草の根ロビイング、選挙制度の修正など、さまざまなアイデアが提案される。
駒:とにかく、短期合理的なバイアスがかかってしまうものを「こどもたちのために」と考えることで、長期合理性を追求していく。
出:僕は、教育の目的はふたつあると思っています。ひとつは、自分の頭で考え、自分の言葉で自分が感じたことや自分の意見をはっきり表明できる力を育てること。
もうひとつは、現実の社会で生きていくための武器を与えること。
駒:残業している人に「ごくろうさん」と言ってはいけないんです。「早く帰れ」と言うべきなのです。
出:人間は、時間があれば何かをやってみようと思う動物なのです。この特性を、利用しない手はありません。すなわち、残業の禁止が世界を変えるのです。
駒:新しい日本というのは、出口さんもおっしゃっているように、かつての日本のように渡来人を受け入れ、障害者も受け入れ、多様性があり、おおらかで、海外にも雄飛し、成長していく、優しくて強い日本。それこそが、未来のビジョンではないかと思っています。
出:「残業の禁止」「定年制の廃止」「(社会保険)適用拡大」は、日本の凝り固まった社会の空気を一気に変えると思います。
駒:社会に対しておかしいと思ったら、怒りの声を上げてほしいのです。
他にも、タバコ追放、児童尊重など、皆が心の中で思っているであろうことを代弁しているぞい。