Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

コミュ障 動物性を失った人類

著者:正高信男
評価:B

【評】
顔の表情やヘビの写真を読み取る実験の結果を示したのち、

人工物が身の回りに氾濫し、自分自身の安全を確保するために、自らの五感をフル活用するよう必要のない世界へと、自分たちで作りかえてきた結果、自分の安全確保の術に劣る存在であっても、十分にやっていける世の中が出現したからにほかならないのだ。 

と「コミュ障」増加の原因のひとつを決定。
オボちゃんやゴウチ、いいね! がでてくるあたりミーハー。

 ダ・ヴィンチや熊楠など、コミュ障が比較的レアであった社会は、
成熟するにしたがってコミュニケ―ション能力の顕在化・コミュニケーション能力の向上を要求した。
ハードルが上がった結果、「コミュ障」に悩む人間も増加する。
↑これ、『わかりあえないことから』風に考えた場合ね。

広義のコミュ障の人を指して、他人の気持ちがわからないとか共感に欠けるというコミュ障でない人だって、自分で思っているほど他人の気持ちがわかっていたり、教官能を持ち合わせているわけではない。
それね。
自称コミュ障の人はそのことが分かっているだけ、モノホンのコミュ障ではないのだろうね。ホントのコミュ障だったらそのことにすら気づかないだろうから。