Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

アンネの日記

著者:Anne Frank 訳:深町眞理子
評価:A

【粗評】
日記界の大御所。
アンネのメルヘン夢見がち少女イメージが打ち砕かれた。
というか、アンネのこと、何も知らなかった…。

二年余りの隠れ家生活。
不自由な暮らしはもちろん、家族や同居人との衝突にも傷つき、苦悩した。 
激しく上下に揺動する心を日記帳にあまさず吐露した。
自身の心と向き合うことを繰り返し、少女は着実に成長していった。
希望を胸に抱きつづけ…。
戦争のもたらした惨禍については、まだまだ語ろうと思えば何時間でも語れますが、そうすれば、わたし自身が落ち込むだけです。こうした不幸が終わるまで、ただじっと堪えて待つしかありません。ユダヤ人も、ユダヤ人以外の人たちも、みんな待っています。全世界が待っています。そしてそのいっぽうでは、大勢のひとが死を待っているのです。
わたしたちが喧嘩していようがいまいが、自由と新鮮な空気とにあこがれようがあこがれまいが、戦争はおかまいなしにつづいています。だからこそわたしたちは、ここの生活をできるかぎり快適なものにするよう、おたがい努力すべきなんですけどね。
これまでわたしはちょくちょく意気消沈することもありましたけど、けっして絶望はしませんでした。
この隠れ家生活を危険な冒険ではあっても、同時にロマンティックな、おもしろいものと見なしてさえきました。
この日記のなかでも、すべての不自由をユーモアまじりに 描いてきたつもりです。
いまこそわたしは、ほかの少女たちとは異なった生涯を送ってみせると心に決めました。 
辛辣かつ的確(おそらく)な人物評が面白い。
仮に収容所で命と落してなくてもBIGになってたと思うで。
ちなみにA. Hepburnと同い年。

【学んだこと、生かしたいこと】
日記書こう。

【その他・リンク】
またぞろラッシュ