【概要】
著者(監督):山口周
思ったより面白い。論理・理性から直感・感性に重心が移り、自己実現市場が興隆し、高速で変化するVUCAな世界…こういった状況では美意識を堅持することがとても重要であると説く。要は、会津什の掟の一つ「ならぬことはならぬものです」ということ。
オウム真理教と戦略コンサル・新興ベンチャーの類似点、既設システムに適応しつつもこれを相対化し変革しなければならぬエリートの義務、文学・哲学からの引用など話が多岐にわたり面白い。
【詳細】
<世の潮流>
1.論理的・理性的な情報処理スキルの限界が露呈しつつある
2.世界中の市場が「自己実現的消費」へと向かいつつある
3.システムの変化にルールの制定が追いつかない状況が発生している
<その特徴:VUCA>
V...Volatility
U...Uncertainty
C...Complexity
A...Ambiguity
<什の掟>