【概要】
著者(監督):モーガン・マシューズ
自閉症スペクトラムの主人公が数学的才能を見出され数学オリンピックに出場する。
父と子、母と子の関係性の描写に重点が置かれている印象。主人公の常に不安そうな表情と大変そうなお母さんのツーショットは観ていてしんどくなる。でも最後に雪解けの瞬間があってよかった。そして中国のメイちゃんめっちゃいいやつ。でも同衾はマズかったな。ラストのラスト、テストからの逃亡を彼女の追っかけに転化したのはナイスだった。
【詳細】
<あらすじ>
<印象>
- 自閉症スペクトラムの表現がリアル。眉間にシワが浮かんでいて生きづらそう。
- 多発性硬化症の先生とスペクトラム生徒の組み合わせの妙。ママとできているあたりはさすが。
- お母さん女手一人で育てるの大変そう。感情が溢れるのもしょうがない。パパ~子、ママ~子の関係の差が苦しい。ひょうきんなパパとの思い出がたびたび挿入されるのも苦しい(ケチャップポテト鼻血)。
- 選抜チームは普通の人になれるところかと思いきやなかなk安住の地はない。中国チームとの練習試合で出逢った少女と夜の街を歩く。うらやましいぞ。メイちゃんめっちゃいいやつ。ただし同衾はNG。帰らされる。
- 4.5hの試験中に想い出フラッシュバック。逃げてしまう主人公。雨降って地固まるで、ママとようやく和解。つらいことを宣言しあう二人。駅までチャンメイに会いに行く主人公。そして二人車窓で…の一連の流れはよかったと思う。そのあと彼らがどう生きていくのかは想像に委ねられた。