著者:稲穂健市
評価:B+
【概要】
入門の名に恥じず、簡明ながらも基礎的な部分はカバーしている。カバーを見ておわかりのように、ナニコレ登録商標から珍特許まで、笑える実例が多いので楽に読み進められるはず。
【詳細】
その名の通り、知財リテラシー向上のための「知財本」。
知的財産権(著作権、商標権、特許権・実用新案権・意匠権その他)を一通り解説する。
〇〇権取得のフロー、概要、実例、留意点、差異のマッピング、ブランド・特許戦略(クロスライセンス、特許網構築)、秘密保持契約の励行など、知財に興味のある人は読め。
そして何より、面白く読めるのが大きいね。
いろんなネタが次々に繰り出される(東京五輪エンブレム騒動、カープのC、エコハちゃん、銀河鉄道999、お魚くわえたどら猫、商標出願魔、KUMA、ピラミッドパワー特開平、ペコちゃん、など)。
他にも、もしドラやビリギャルをいじったり、審理のドタバタ劇をおもしろおかしく紹介したり、件の人物に電話でインタビューしたり、通販で実食したりとサービス精神旺盛。
アウト・セーフ判断が難しいのもあり、人間の創作物と法律の相剋が面白い。
欄外の*(ウォシャウスキー、のん)も味がある。