評価:B+
【評】
僕は――
旅をする
降りそそぐ拍手
自分の音楽が届いた
あの瞬間を 追い求めて
その後ろ姿を 追い求めて
いつか きっと
肩を並べられる
その日が 来るまで
もう私の頭の中ではこの作品、アニメ準拠になってるんだよね。
アニメと漫画の、セリフや場面の細かい差異はほとんど気にならない。
演奏シーンのコマごとに移り変る情景の豊かさ、
詩的なモノローグを鬱陶しくなく表現する巧みさ。
音は聞こえずとも、動きの緩急や間、会場の雰囲気、感情の旋律が伝わって来る。
さすがですな。
原作あってのアニメであり、
アニメが丁寧に作られていたことを実感したよ。
やっぱり最期の演奏の総集編感は圧倒的だったね。
画風なのか、人物の顔は黒目がちで鼻の稜線が薄く、唇が厚い。
アニメでは全体的にウケのいい顔にしてもらったようだ。
紘子さんと魔女が若い。
紘子さんの演奏シーンとタバコはアニメではカットされたようだ。
追記:
かをりが「私くさくない?」っていうシーンがあったけど、妙に生々しくて印象に残っている。