著者:松田卓也
評価:B
【評】
4つのSF映画で読者を誘引し、浮動小数点、アセンブリ言語からスパコンまでをざっくり紹介。
そして、人工知能やインターフェイス等の研究・開発の最先端をレビウ。
5章以降では、(おぢいさんのかんがえた)未来の世界の素描を、そしてその世界を生きぬくヒントを教えてくれる。
著者、
「コンピュータに意識を持たせること(強い人工知能の誕生)は極めて危険」
「理性的な部分はコンピュータに任せて、感性的な部分は人間が引き受けるのがよい」
とのお考え。
機械は使っても、使われるな。ということですかな。
人工知能の身体・教育の話、「明るい寝たきり生活」の話が面白かった。