編:清水 勲
評価:B
【粗評】
歴史の教科書でおなじみのビゴーパイセン。
出っ歯メガネのステレオタイプで描かれる日本人の姿を見て、彼に対し複雑な思いを抱いていた。しかし彼、たいへんな知日派だったことが判明。18年間も日本に滞在し日本人を妻にしていたのだ。
彼の残した素描は雄弁である。描かれた人々の表情や動作、服装のなんとあざやかなことか。その観察眼に驚く。外国人ならではの視点が生きたわけだ。しかし女湯や遊郭にまで入り込む執念には引いたね。身投げした女性を助けたという逸話に免じて許そう。
素描ごとの編者の解説も面白い。
【良かった場面/箇所】
・素描の鬼ビゴーさん
・編者の解説
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【問題点・疑問点】
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【その他】