Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

ラヂオの時間

ラヂオの時間

【概要】
著者(監督):三谷幸喜

主張強めのメンバーをなだめすかし、手を借り、なんとか着陸させようとするコメディ。本番環境のゴタゴタやアドリブ、舞台裏感を存分に味わえる。
各人各様の思惑が渋滞し、女主人公の名前がメアリー・ジェーンに変わったあたりから相当雲行きが怪しくなる。

しょせん創作物はみな妥協の産物なのかもしれない。でも、もしかしたらそんな作品を評価してくれる人がいるかも…。

 

【詳細】
<メモ>

  • TV・ラジオ・音楽業界感。
  • 80-90's感。昔のデカメガネ、PC、タバコ、ゲームボーイ、ファッションからすると95年ぐらいのイメージかな。
  • プロデューサーの牛島さん(生え際が後退中)、牛島さんとできてる新人君、放送作家デビューの自己投影女、その夫、ディレクター工藤、平均年齢高めの俳優たち、SEおじいさんなど、主張強めのメンバーをなだめすかし、手を借り、なんとか着陸させようとするコメディ。本番環境のゴタゴタやアドリブ、舞台裏感を存分に味わえる。
  • 各人各様の思惑が渋滞し、女主人公の名前がメアリー・ジェーンに変わったあたりから相当雲行きが怪しくなる。熱海からシカゴに部隊が変わったり、名前がジュゼッペ=ロマーノとかオシャンティーな感じになったり、漁師からパイロットになったり、似ても似つかない物語になるかと思いきや…
  • 変わる名前、変わる設定、変わるセリフ、減る出番。仕様変更に次ぐ仕様変更。
    俳優の希望とか、スポンサーへの配慮とか、整合性を取ろうとして細かいとこ気にしすぎたりとか、しょせん創作物はみな妥協の産物なのかもしれない。
  • おばさんええ声やんけと思ったら戸田恵子なのだ。アンパンマン。ほかにも唐沢寿明鈴木京香戸田恵子、西村雅彦、布施明とか。
  • マルチン神父の出番が発生してよかったぞい。
     

    「オレはときどきむなしくなる
     何のためにこんなことをやってるんだ
     みんなに頭を下げて
     みんなに気を使って
     何がやりたいんだ オレは」
    「自分で言ってたっじゃないですか
    いつかみんなが満足するものを作るんだって」

    ⇒そんな日、実は来てた。トラック男がそれを教えてくれた。