竜・馬・鳥、宇宙人などの亜人という奇特な設定に戸惑うなかれ。それは既成観念や固定観念を打ち砕く視点を提供する手助けをするにすぎない。本質はきっと私たちの周りにあるもの。竜の学校も馬人も神様も、きっと。淋しげでシニカル、でも最後には希望が残る。
なくしてしまったものを
あれは役に立たなかったってことは言えるけど
それは所詮狐の葡萄
だから簡単に捨てちゃいけないんだ
でも役に立たないとき諦めたら
それでは捨ててしまうのと何も変わらないだろ
『竜の学校は山の上』
【詳細】
<目次>
- 『帰郷』
- 『魔王』
- 『魔王城問題』
- 『支配』
- 『代紺山の嫁探し』
- 『現代神話』
- 『進学天使』
- 『竜の学校は山の上』
- 『くず』