監督:デヴィッド・リーン
【概要】
【詳細】
<あらすじ>
ガリガリ英人捕虜の見守る中、
くちぶえ吹いて行進。
ドイツ語みたいな英語をしゃべる収容所長は言う。
バンコク~ラングーンを繋ぐ鉄道敷設のため橋を架けよと。
将校の労役を拒否する頑なな英人隊長はPrincipleを貫き、蒸し焼きOVENの刑に処される。
ニコルソンとシアーズの二人が主人公となり交互の視点で物語は進行。
ニコちゃんが灼かれる一方、アメリカ中佐シアーズは脱走し原住民に救出される。
暑そうだけど放置プレイ。下から太陽見上げるアングルが暑さを加速させる(太陽からのつなぎは見事)。
隊長がいないためか木造橋の建造もはかばかしくない。
納期に圧迫され所長は隊長の拘禁解除を決定。指揮官交替の刻だ。
ガリガリニコルソン隊長釈放で歓喜する兵たち。
草深いジャングルを進み収容所まで肉薄する。
橋を架ける者・壊す者、英・米、陸・海の二陣営が交錯する。
いったいどうなるのか?
隊長の指揮により士気が高まり橋竣工。曰く、敗北を勝利に変えた。
祝賀の宴会が英軍捕虜により開かれる中、激流イカダに乗った爆薬敷設隊が迫っていた。
敷設を完了し、作戦決行を明日に控えて寝ると、
おーっとここで、水位が下がるハプニングだー!
しかも敷設電線が他でもないニコルソンにバレるという皮肉!
そしてニコちゃんがそのスイッチを押しちゃう皮肉!
無残にも崩れ落ちる橋。
自分たちの仕事がムダに終わったことを、橋を渡り終えた兵隊たちは知らない。
後世に残るいい橋・いい仕事をすることと、敵を利すること。
生きた意味や熱情を傾けた目的が虚無に帰す”Madness”の瀰漫する中、ラストで河に浮ぶ木碑が哀しい。
<印象>
英人隊長の、目標を与えてやる、なければつくるというリーダーシップ、そして病人もFollow meさせる力ね。
対照的なのが「どうかしてる」俺ルール、国際法無視、言うこときかないと暴れる、スケジュール強行、失敗したら部下のせい、非人道的、自分の都合でゴリ押しする、などダメな上司像を煮つめたような所長なのよ。
まあ二人とも大概頑ななんやけどね。
・南国
あおぐ人の南国感。東南アジアンビューティ、「おい、お茶」の伝言ゲームは面白い。