監督:宮崎駿
評価:B+
【評】
30年前後のイタリィにファンタジー活劇要素をまぶした、パヤオの趣味全開な作。
プロローグの各国語対応字幕、発進時の音楽、飛行艇が自由自在に旋回し海や山が後ろに流れて行くさま、
「豚に真珠」や「ローストポーク」、「そういうことは人間同士でやんな」などの一々ウィットにとんだ会話。
これらすべてが「カッコよさ」とはどういうことなのかを見せつけてくれる。
飛行艇の縦横無尽に空を~かけめぐる~♪さまや逃避行、製造、一騎打ち、飛行艇の関わらないシーンはほとんどないと言ってよい。
なかでも、ポルコが人間時に見た飛行機の葬列は非常に印象に残る。
そして、フィオの健康にあふれた魅力もぜひ心にとどめておきたいね。