監督:勅使河原宏
評価:B+
【評】
ABKB原作の映画化。OPが非常にナウくてよい。
だいたいイメージ通り。セットがもうすげえよ。
砂と肌の質感を存分に楽しんでくれい。
砂のイメージビデオ的本作。
砂が生きているかのごとく錯覚する。 この存在感はいったい何だ。
なんだか口が渇いてきたり、肌がざらざらしてくるのは気のせいだろうか?
岸田今日子の肉体にも、むらむらしてくるのは気のせいだろうか?
縛ったり引っかけたり仕掛けたりと、あの手この手で脱出を試みる主人公。
倦怠、絶望のなかでいつしか得た諦念、韜晦。
非日常の日常を味わいたいキミに。