著者:池井戸潤
評価:B+
【粗評】
初池井戸潤。「普通に」おもしろい。おススメしたい。他の作品も読んでみたい。
ロケットエンジン研究者の職を辞し佃製作所の社長を継いだ主人公。ナカシマ工業を倒したかと思いきや帝国重工というラスボスとの対決が残っていた。そして迎える大団円へ、物語りは突っ走っていく。
緻密ながらも熱さムンムンの飽きさせない作りになっている。お蔭で500ページ弱ながらもサックサク読める。
一連の試練を乗り越え結びつく社員の心、ほぐれていく家族との関係。そして夢を叶えた主人公。
このあまりにも幸福なハッピーエンドを可能にしているには本作の緻密な構成だ。著者の筆力に敬服する。
【良かった場面/箇所】
・「普通に」おもしろい
・特許や操業の勉強にもなる(かも)。
・池井戸レビューと化した解説
【問題点・疑問点】
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【その他】