【概要】
著者(監督):道尾秀介
『向日葵の~』に引き続き。
龍、雨、神話的表象。他殺体、白い液体、体操服、脅迫状、浮き輪。家庭に問題ありの きょうだい二組とやべえやつ。後ろ暗い雰囲気とミスリードを誘う展開が作者の持ち味と理解した。どろりとした気味の悪さがある。
「想像は人を喰らう。観念の産物である龍が、人間を腹の底に吞み込もうとするように」☜読者もそうかも(; ・`д・´)
解説の謎解きありがとな!
【詳細】
<メモ>
いい方向に向いたんだよ。ねじ曲がって、もう一回ねじ曲がったんだ。
立ち向かえばいい。
退かなければいい。
運命に飲み込まれるのを防ぐには、そうするしかない。
どこまで行けば、自分は最悪にたどり着けるのだろう。
想像は人を喰らう。観念の産物である龍が、人間を腹の底に吞み込もうとするように。
──家族のことだけは、どんなことがあっても信じなきゃいけない。