Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

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ヒトラー 〜最期の12日間〜 (原題:Der Untergang)

ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション [DVD]
ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション [DVD]

評価:A

いわゆる総統閣下シリーズの元ネタ映画。ニコニコ大百科によると、
「ちきしょーめえ!」は
Sie ist ohne Ehre!
「おっぱいぷる~んぷる~ん」は
und betrogen worden
と言っているらしい。

上の空耳のシーンをはじめとして、この映画の大きな見所の一つは、Hitler役の俳優(Bruno Ganz)の熱演であろう。思わず笑いが漏れてしまうくらいに。本物の総統かと見紛うばかりだったもの。ドイツ語じゃなきゃあの気迫は出せなかったと思うね。うん。
冒頭、べっぴん主人公のJunge(Alexandra Maria Lara)がHitlerの秘書に採用される場面から、いきなり1945年の4月に飛んだときは度肝を抜かした。邦題を見れば想像できたはずなのだが、いきなり獨逸ピンチになっていて驚愕した。戦争描写はそんなに多くなく、Hitlerやその側近たち、その他人々の人間模様の描写が主。
Hitlerは戦争指導もしていたんだね。知らなんだわ。天皇崇拝とはまた質が違う風だったけれど、総統崇拝も相当タチが悪いな。でもドイツ軍の軍服やナチス式敬礼は確かにカッコいいかも。
とどめのEDの実写Junge婆登場でまた驚く。

一部事実と異なる描写があったり、あえて描いてない部分があったりたりするせいで、いろいろな評価があるみたいだけれど、ヨーロッパではいまだHitler関連のモノはタブー視されているみたいだし、良かれ悪しかれHitlerのことを考えるいいきっかけになるんじゃないの。