著者(監督):落合陽一
【概要】
現代の魔法使いが「デジタルネイチャー」的未来を提示する。話の解像度はやや粗いが、こういった大きな物語を広範に語れる人間は貴重。テクノロジーだけでなく「近代の超克」「東洋の復権」という哲学的・歴史的テーマもあり知的好奇心をくすぐる。彼の動向を追っていたい。
【詳細】
情熱大陸でおなじみ。
「小学生のときから、もうわけがわからない人間」でタクシー代月20万らしい。
我々はいったい何を継承してきて、何を継承しないのか。それを正確に把握した上で、今後勃興するテクノロジーとの親和性を考えていかないと、日本を再興することはできません。
企業経営、メディアアーティスト活動、大学での活動を3つの軸として世界変革の一翼を担っている著者。寄生獣・広川の「こうすれば こんなに素晴らしい世界になるよ」タイプの未来観を提示する。
「欧米」の解体、「商」業disののち、コミュニティ・生業のマルチレイヤー化、ポートフォリオマネジメントなどこれからの世界を生き抜く概念をフワッと教えてくれる。
トークンエコノミー、デジタルネイチャー、ストレスマネジメントなどの概念は自分には清新だった。
曰く、「あらゆるものは情報の表現形態として今までになかったようなスピードで相転移する」
曰く、
ポジションを取れ.批評家になるな.フェアに向き合え.手を動かせ.金を稼げ.画一的な基準を持つな.複雑なものや時間をかけないと成し得ないことに自分なりの価値を見出して愛でろ.あらゆることにトキメキながら,あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ.明日と明後日で考える基準を変え続けろ.
— 落合陽一/Dr.YoichiOchiai (@ochyai) 2017年10月1日
この講演もどうでしょう。