Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

塔の上のラプンツェル

監督:バイロン・ハワード ネイサン・グレノ
評価:B+

【概要】
とっても髪が長い。

【詳細】
<おはなし>
「Disneyが定期的に一定以上のクオリティで送り込んでくるフル3DCGアニメ」。
ミュージカル成分もあり。

ラプさん王家に生れるも、身に宿す魔力を欲したワルい魔女に拉致される。
そんな偽オカンに育てられた深窓の令嬢、毎年誕生日に空を舞う燈籠に興味津々。不倫ライダーもとい友人という名の外乱に誘われ塔の外へ。
外はキケンがいっぱい。3者(元同僚、兵士、魔女)から追われる身に。
歓喜と後悔に身を震わせながら、髪をズルズル引き摺りながら、そして神器・フライパンを唸らせながら大冒険、大活劇を繰り広げる。

酒場での乱闘・カミングアウト、崖から神(髪)ジャンプ、ウォータースライダー、水責め、そして馬キシマムとの幾度ものバトルを経て、舞台はロマンチックチックなボートデートの場面に。
空を舞う光に高まるムード。
でも当然邪魔入る。

策謀に陥り、ラプさん魔女に連れ戻される。
ラプさんの人徳によりすんでのところで処刑をまぬがれた不倫、馬キシマムにまたがり塔の上へ。
魔女とのバトル。不倫深手を負う。
髪があればラプさん救えない。髪がなければ不倫救えない。
不倫ラプさんの髪切る。魔女ショックで転落。
ラプさん落とす一粒の涙。癒える傷、不倫復活。魔力が宿っていたのは髪だけじゃなかったのね。よかった。
髪切りによる喪失と再生。そう、これは光の物語。

そして王国凱旋とノロケの大団円。やっぱりこうでなくっちゃ!
馬キシマムや酒屋のならず者もとい夢追い人たちの登場人物をキッチリ活かす構成はさすが。

<他>
光ファイバーのように輝く髪、簀巻きやとぐろ状に変形する髪がとにかく印象的。
そして毎度デズニーの髪へのこだわりを思い知らされる。
自然な動きや質感、重み、そしてソバカスにかえる執念には恐れ入る。
あとは…ラプさんが上陸時にクツをはいていないことが印象的だった。
そうそう、カメレオン君の仕事ぶりや、ケルト民族音楽にステップ踏むシーンもよかったよ。