著者:石黒正数
【概要】
日常と非日常の気ままな交錯。一度読んでも面白いが、読めば読むほど味わいが出てくるスルメ系マンガ。時系列シャッフル構造や各話の背景設定など、作者の作品への凝りようが半端なものではない。
【詳細】
日常、SF、ミステリー、ホラー、そして、青春。
ペンの向かうがまま空想の向かうがままに展開する石黒正和ワールドをとくと味わえ。
特徴的ながらも実際にいそうなキャラを多数配置しつつ、自由気ままな時系列、自由気ままな題材で、ダジャレ、言葉遊び、あるある、ふとした感情の機微が描かれる。
くすっとした笑いやユーモアもあれば、ちょっぴり悲しかったり怖かったりすることもある。
たびたびネタを提供してくれた真田、たびたびお色気を提供してくれたタッツン、強くてか弱い紺先輩、たまに泣かせに来るバアちゃん、オッさん人衆をはじめとする商店街の皆さま、モリアッキーその他の先生方、すべての登場人物にありがとう。
カラーイラストや未掲載原稿、各話それぞれの作者コメントなど、公式ガイドブックも良い。作品への自信と嫁自慢、キャラが勝手に動いている感じの表現がまた。