映画 クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望 [DVD] [DVD]
著者(監督):本郷みつる
<メモ>
おそらく最初に観たクレしん映画。第3作。1995年公開。
舞台は1570年の春日部。
登場人物のしゃべり方はクレしんながらちゃんと時代劇している。
「八幡!」「合力」「面妖」などの古風な言葉はもはやクレしんで聞くことはあるまい。
猫ノ進の「酒と女の香には飽いた」は、何のアニメかと思ったよ。
同じく戦国時代モノの『アッパレ』とはまた違った趣があってよい。
あちらを秀才ととするとこちらは鬼才か。
ゲジ眉吹雪丸の無双チャンバラアクションと温泉シーンは必見であると断ずる。
特に猫ノ進との一戦は肉体の慣性を感じられてよい。
愛馬エンジ號のおなかのうごき、ロデオの動きも捨てがたい。
そんなこんなで歴史改変を阻止した後の吹雪丸と母の会話に涙。
してたらなんだか元の世界もおかしいゾ。
ピンク黄緑の黒子忍者に不気味さを、ラスボスと二度戦う構成にすさまじいお得感を感じよ。
吹雪丸の性別に振り回されながらヤキモチを焼きあう野原夫婦、
ケツ顔マン、大人しんちゃんの動き、
「ウンチおパンツローリングサンダー」「なんていうご都合主義なんだ…」には笑わせてもらった。
そんなわけであんまり万人向けではないかもしれないが、クレしん映画で一番好き。